主人公・向塚宏明は周囲が呆れるほど「物」を大事にする。そんなある日、宏明のパソコンに1通のメールが送られて来た。そのメールに添付されていたファイルを開くと、何とパソコンは女の子に変身してしまった。
その女の子・アコ(宏明が命名)曰く、宏明には物を人に変える『擬人化』能力が身に付いているのだと言う。思いをこめてモノに触ると、そのモノが美少女に擬人化する。その後もモノを大切にする宏明は、うっかり家の中にある「物」を擬人化し、美少女に変えていってしまうが……。
向塚 宏明(こうづか ひろあき)声:なし
主人公(名前は固定)。とにかく物を大切にする。性格は温厚だが、訳も分からず身に付いてしまった『擬人化』能力や自称・婚約者のメノウに振り回されて困惑することも。過去に起きた出来事によって、小さい頃の記憶の一部が欠落していることが、ゲーム中盤で判明する。
アコ 声:桜川未央
身長150cm B 72 / W 45 /H 75
元は宏明が愛用していたパソコン。名前は「Account」から宏明が命名した。擬人化された後でもパソコンとしての機能は健在で、ケーブルを口に咥えてネット接続も可能だが、勝手にエロサイトに入ってウイルスに感染した事がある。メノウの正体にいち早く気付いている。
メモリ数=バストサイズになっているらしく、メモリを増設すると巨乳化する。また、エロゲーをインストールされると、ゲームの属性によってアコの性格・体形が変化する。
巻子(まきこ)声:楠鈴音
身長159(ドラムを足した場合は180)cm B 88 / W 53 /H 87
元は洗濯機。高飛車で、周囲には自分のことを「ロール」と呼ぶよう強要し、本名の「巻子」で呼ぶと怒る。口癖は洗濯機だけに「うぉっしゃー!」。
夢愛(ゆあ)声:緒田マリ
身長165cm B 98 / W 57 /H 92
元は枕。いつもマイペースで眠そうな瞳をしていて、気がつくと寝ている。膝枕の寝心地は最高だが、巨乳で窒息させられることも。公園のベンチで寝ていると鳩や野良猫が集まってくる。
夢の中で主人公を失われた過去の記憶へ導いて行く。
メディカ 声:細田なな
身長155cm B 85 / W 51 /H 87
元は救急箱。向塚家の人間が皆、健康だったためほとんど使われず経験が乏しいうえに重度のドジっ娘(初登場の時に宏明に「ポカ山ドジ子」と名づけられそうになった事がある)。
しま 声:西田こむぎ
身長147cm B 69 / W 43 /H 72
元は義妹・茉莉音が愛用する縞々パンツ。元がパンツだったせいか、人の(特に茉莉音の)股間に入ろうとする。ライバルは水玉パンツらしい。下ネタが大好き。
ぱんつはいてない。
詠未(よみ)声:KOHIRO
身長153(帽子込みで170)cm B 80 / W 48 /H 81
元は(漬物石にされていた)国語事典。博学で、言葉の乱れには手厳しい。学習意欲旺盛。委員長風メガネっ娘。肉体派のマイとは対立することが多い。
マイ 声:緒田マリ
身長172(ツノ部分を含めると180)cm B 90 / W 56 /H 93
元は一昔前に流行った「螺旋鉄騎ゼンマイザー」と言うアニメの超合金ロボ。紗夕と宏明は大の「ゼンマイザー」好きで、メインキャラの中で宏明が唯一自らの意思で擬人化したモノ娘でもある。宏明を「司令」と呼び(紗夕を「将軍」、茉莉音を「団長」と呼び、メノウを「参謀」と呼ぶ)、絶対服従を誓っている。ジャンケンで始めに出すのは決まってグーなのでいつも勝てない。
[編集] 人間たち
向塚 茉莉音(こうづか まりね)声:未来羽
4月21日生まれのA型。身長158cm・ B 84 / W 54 /H 85
宏明の義妹だが、同い年で学校でも同じクラス。突然現れたメノウの宏明への猛アタックにあたふたしている。必殺技はマリネゴールデンパンチ。料理が得意。メノウには思い当たる節があり、彼女なりに受け入れている。
ツンデレ。
向塚 紗夕(こうづか さゆ)声:西田こむぎ
3月3日生まれのB型。身長167cm・ B 95 / W 56 /H 89
宏明の義姉。天然ボケ気味だが状況の変化に対応する能力は有り、モノむすめたちにも優しい。家事は得意なのだが、料理は壊滅的にダメ。いろいろ謎が多い。
葉月 メノウ(はづき - )声:楠鈴音
8月15日生まれのO型。身長165cm・ B 86 / W 55 /H 88
「宏明の婚約者」を自称する謎の少女。転校当日からいつも宏明をマークする。茉
マサミ…マッサージチェアの擬人化
チエ…椅子の擬人化
ミル…牛乳パックの擬人化
かわや…トイレの擬人化
大庭(おおば)アニー…ニーソックスの擬人化
アコ…マスター
巻子…ヒロアキ
夢愛…宏明ちゃん
メディカ…宏明さん
しま…ひろ兄ちゃん
詠未…宏明クン
マイ…司令
茉莉音、アニー…ひろ兄
紗夕…ひろちゃん
メノウ…ひろ君
マサミ…ボウヤ
チエ、かわや…ご主人様
ミル…ごしゅじんサマ
アコたちは元のモノの特性を引き継いでいるため、その特性が得意技となる会話やプレイを楽しむのがゲームの主な内容である。サブキャラになるほど用途が特定されるためか個性が強烈になる。ストーリーはヒト中心に進んでゆく。
こう描くと単純なゲームに見えるが、モノ娘たちが宏明を熱烈に慕っているために、一つ一つの行為がとてもいとおしく見える。慕う理由はあるのだが、ゲーム本体では解説されておらず、隠し味になっている(通販特典CDに手短な解説がある)。また、エンディングの一部に美しいストーリが隠されている。ゲーム解説の平凡さの割に本作品の評価が高いのは、やってみるとすぐに分かる絵や音の優秀さと共に、そうした理由があるから。
なお、ストーリが先に知りたい人にはノベライズ版(沖田和彦 著、May-Be SOFT 原作、あかざ 原画。モノごころ、モノむすめ。パラダイム ノベルズ 292、2006、ISBN4-89490-792-5)が役立つ。
[編集] みどころなど
ゲームの設定によれば、擬人化したモノは大切にしてくれた人に性向が似るとされる。アコも最後の方では宏明の分身と化している。楽器など、道具を使う人には身に覚えのある経験であろう。
パッケージの[動作環境]によると、アコ級のマシンでも何とかゲームは動くが、増設すれば格段に快適となるだろう。アコがことあるごとに増設をねだるのも無理はない。
アコのOSは、このゲームの発売時期と宏明がセキュリティソフトをすぐに手に入れてインストールしたのを考えると、Windows2000と思われる。
現実の世のパソコンにはことごとく名前が付いているが、それはOSの設定時に一意名が必要なためである。また、たとえば友人宅でアリス、ボブ、イブ、等の名前のパソコンがあっても、これは適当な名前が思いつかなかったときの業界の慣用名であり、特別なことではない。
通販特典CDには主題歌「Mo!No! (作詞曲: milktab、編曲: ms-jacky、歌: 井上みゆ)」のフルコーラス版(全曲版)が入っている。
[編集] 擬人化とは
本作品における『擬人化』はインターネットで普通に見られる擬人化とは少々違う。通常の擬人化は、たとえば、具体的な型番のパソコン等があって、他のパソコンとの機能の違いを強調する姿をしている。類似物といえば、ギリシア神話を題材とした絵画、つまりシンボルである。
アコも通念上のパソコンの能力は持っている。しかし、アコは宏明のパソコンであり、他のパソコンではない。「パソコンというもの」の特徴の抽出ではない、アコはかけがえのないアコなのである。類似物を求めるとすれば、ランプの精あたりだろう。
ただ、物語はうまくできていて、一般的な擬人化の特徴をよく再現している。もし擬人化したキャラクタがそのあたりを歩きだせば…、アコのようになっても不思議な感じはしない。
[編集] クローズアップビュー
擬人化という超絶したテーマにもかかわらず、シナリオは絶妙のバランスで作られており、伝承文学やファンタジー好きの人なら素直に楽しめる。
人間組の話は普通の展開なのだが、さすがに本作では擬人化したモノの介入が多い。典型はメディカで、このナースの格好をした救急箱の擬人化は、あるシナリオの鍵を握っている。モノだった頃のうれしい記憶を語るシーンなので、擬人化していなかったら、かえって不自然。
別のシナリオでは詠未が、お告げを託された者としての役目を果たしている。主人公を気に入ってしまったのに、役目を果たすとストーリから引いてしまうところは、お定まりとはいえ、もののあわれ。
巻子はモノ娘の存在感を支えている意外に重要な役。というのも、まともに家事できそうなのは彼女だけ。
ノーメーク ジェルカン かじぼう スリナ ひこぼ ビオトープ マイクナキ フルーツ カラー ロッキー スイン ナナカマ けいは でんと ノクラス あみだ ジャン ストーン いかりがせ ハーモニー オーリ シングル キッザニ ガポド キック ヤード ダン アップテロ トリガー タフタ ムチン キューテ タイゲーム ハーフアド ききょう リズム でんでん イーグル ディルド オーラオン スケート ラッシ フルート 時の舟 セラック キープ モノクロ デリック フリーラ ブラック
アコは最初に擬人化したこともあり、なんとなくチーム「モノ娘」のまとめ役。しかし、宏明がゆったりしているところに、紗夕、アコ、メノウが次々と乱入するシーンがあり、そこではアコがなんとも無邪気な表情を見せる。
めずらしくメノウが表情を見せるシーンがある。ストーリ上の単なるひとこまだが、メノウにとっては大切なのだろう。前評判が高かったガラス越しのシーンで、メノウが可愛く見える。普段はほのかな魔性をたたえた不思議系キャラクタ。
茉莉音はこの手の話に不可欠な美少女、かつ、恋人にするなら理想の女の子。なのだが、これもお約束で、最も気の毒な役回りをさせられ、最後には主人公のあれこれのお願いも聞いてしまう、三拍子そろった役。性格が明るいので、かえっていたいたしい。