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ウルトラ兄弟物語

『ウルトラ兄弟物語』(ウルトラきょうだいものがたり)は、

かたおか徹治による漫画作品。
『コロコロコミック』(小学館)1979年1月号から1981年3月号連載されたウルトラマン関連の漫画をまとめた単行本のタイトル。本項で解説。
『小学一年生』1981年4月号から1982年3月号連載、単行本未収録。
蛭田充による漫画作品。『小学二年生』(小学館)1979年1月号から1979年3月号連載。
坂丘のぼるによる漫画作品。『小学二年生』(小学館)1979年4月号から1980年3月号連載

公式設定とはいささか外れる形となるが、ウルトラ兄弟がまだウルトラ兄弟と呼ばれていなかった頃の話やウルトラ族同士の戦いを描く、独自のシリーズ。『コロコロコミック』および同増刊号に不定期連載されたため、各ストーリーごとに設定や時系列の齟齬が多少存在する。

基本的には『ザ・ウルトラマン』の設定を受け継いでおり、セブンが宇宙最強とされている、ウルトラ族に対抗する宇宙人がいる、など共通点が多い。

決闘ウルトラ兄弟編
『コロコロコミック』特別増刊2号(1978年)に掲載。

まだ、宇宙警備隊が結成されてなかったころのM78星雲では暗黒勢力と呼ばれる戦乱を好む種族により各星は無法状態にあった。ウルトラの国も例外ではなく、暗黒勢力の襲撃により危機に瀕していた。ウルトラの国総司令官のウルトラの父はゾフィーに、ウルトラの国最強の4人の戦士、ウルトラマン、ウルトラセブン、新ウルトラマン(現:ジャック)、ウルトラマンAを呼び戻すように伝える。しかし、ようやく見つけた新マンは戦いの途中のミスで子どもを死なせたことを悔いて酒びたりになっており、セブンは自分の修行をしたいと、帰国を拒否する。ウルトラの国の運命は……。

本作独自設定・キャラクター
ウルトラマンが墓堀り人夫をやっている。
新ウルトラマンが酒びたりになっている(口から飲んでいる)。
各惑星に登場する宇宙人はすべて独自キャラで、ウルトラシリーズには登場しない。

ウルトラ一族の大反乱編
『コロコロコミック』特別増刊3号(1978年)に掲載。当時のタイトルは「ウルトラ兄弟対大怪獣」。

ウルトラ暦28853年、ウルトラの星では宇宙警備隊大隊長の選考が行なわれていた。大隊長にはウルトラの父の兄であるジャックが推挙されるが、ウルトラマンキングにより反対されウルトラの父が指名される。その結果に不満をもったジャックとジャック一派は独自に新宇宙警備隊を組織し、悪星人狩りを始める。怪獣軍団とすら手を組み人質もろとも星を消し去るやり方に、宇宙警備隊も傍観できず、ついに宇宙警備隊と新宇宙警備隊による、同族同士の戦いが始まった。

本作独自設定・キャラクター
ジャック
ウルトラの父の兄。「悪人は根絶やしにすべし」という信念の持ち主。角はグレートマジンガーのように外向きに反っており頭部のとさかはA風。
バトルスター
新宇宙警備隊の旗艦。十字型の宇宙戦艦で搭載したミラクルレーザー砲は星を一撃で破壊できる。
ジュピター
レッド族(セブン族)の戦士。セブンとも旧知だったが宇宙警備隊が悪人に甘すぎるとして新宇宙警備隊に入る。セブンに対する対抗心もあったようだが、セブンと戦い死亡する。
新宇宙警備隊のスーツ
新宇宙警備隊員は全員ウルトラ族またはレッド族だが、全員仮面とスーツを着用している。
怪獣軍団
レッドキングなどのウルトラシリーズ登場怪獣を集めた集団。どのように組織されているのか不明。

ウルトラ兄弟物語編
『コロコロコミック』1979年1月号から10月号に連載。当時のタイトルは「新・ウルトラ兄弟物語」。

銀河を混乱に陥れていた極悪宇宙人勢力のリーダー格であったスペースサタンキングおよびサタン軍団が全宇宙平和会議を開催し、宇宙警備隊に停戦を申し入れてきた。ウルトラの父とタロウ、そしてウルトラマンキングはウルトラ戦闘艇、バトルシップに乗り全宇宙平和会議に出席する。ゾフィーはそれを罠であるとして出席を取りやめるよう求めたが、父は聞き入れず出席してしまう。しかして、会議はやはり罠で、戦艦で来るように指定されていたにもかかわらず、戦艦で来たことを理由にスペースサタンキングは全宇宙の星人たちを誘導し、ウルトラ族を危険で邪悪な種族として排除することを提案する。

その頃ウルトラの国ではプラズマスパークの軌道修正ポイント改良工事が行なわれていた。この工事はウルトラの国の軌道を保つ重要な工事であり多数の人員とウルトラ兄弟が担当に割かれていた。サタン軍によって占拠された議場からなんとか脱出したタロウにより父とキングの危機が告げられたが、ゾフィーは工事の完成のために反撃を延期するように判断した。ゾフィーの決定により全面反撃に出られないウルトラ族は全宇宙連合軍の攻撃を受け疲弊し、ついにプラズマスパークの完成を待たずして、女性、子どもなどの避難事業を開始、ウルトラ族は宇宙に散り散りになる。どうにか工事は終了するが、それは連合軍の総攻撃直前だった。最後のプラズマスパークの照射を目くらましに、全ウルトラ戦士に脱出を指示するゾフィーだったが、スイッチを入れるのは自分だと、セブンが名乗り出てゾフィー以下、多数のウルトラ戦士は再会を期して脱出することになる。

スペースサタンキングはウルトラの国陥落以降も追撃の手をゆるめず、全宇宙に星人番号制を導入する、サタン軍による犯罪をウルトラ族の仕業に見せかける、などじわじわと包囲網をせばめてウルトラ戦士の根絶やしを画策していた。そんななか、ついにウルトラの母までが連合軍に捕らえられてしまう。ゾフィー以下ウルトラ兄弟は母奪還のために連合軍に捨て身の攻撃をしかける。圧倒的不利な状況の中、母を人質に取られ絶体絶命に陥るがそこを救ったのはウルトラの国最終決戦で連合軍内に潜伏していたセブンだった。ようやくスペースサタンキングに一矢報いたウルトラ兄弟はサタン軍に対し反撃を開始する。本拠地である人工天体サタン星に乗り込むものの、そこはもぬけのからで、兄弟を閉じ込めたままサタン星は地球に向けて移動を開始する。兄弟はウルトラサインで地球人に危機を伝え、サタン星を外部と内部からの同時攻撃でどうにか破壊する。しかしエネルギーを使い切ったウルトラ兄弟は再び散り散りなり人間の姿で地球にたどり着く。体力を蓄えて反撃の機会をうかがおうとした矢先、今度はサタン軍、そしてバルタン星人がウルトラ戦士の死体を求めて地球を攻撃する。戦闘に巻き込まれ罪もない地球人が死んでいくのに耐えられず、母はその姿を現し、ゾフィー、マン、セブンも次々に変身するが、スペシウム光線も出ないほど消耗しており、全滅は時間の問題であった。そこにレオとアストラが飛来、バルタン軍、サタン軍を蹴散らし、ゾフィーらを救う。逃げるバルタン軍に一安心する地球人だったが、そこに新マン、エース、タロウが現れ、レオたちを攻撃、全員を連れ去ってしまう。

実は新マン、エース、タロウはすでにバルタン軍の手におち、改造を施されキング・バルタンの精神支配下にあった。キング・バルタンはうらみ重なるウルトラ戦士を全員自分の手下にするべく改造処置を始めるが、死体を回収しないと処刑されてしまうサタン軍はそれに抵抗、その混乱の中レオ・アストラがまっさきに意識を取り戻し移動要塞から兄弟を連れて脱出する。しかし改造された3人により追跡され兄弟同士の戦いが始まった。果たして彼らの運命は……。

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2009年01月13日 09:25に投稿されたエントリーのページです。

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